サン・ジョルディの日

2018年4月23日

スペインの聖人(「サン」は「聖」)伝説から、4月23日を「サン・ジョルディの日」にバラと本を贈答する習慣がありました。昔はバラだったそうですが、この百年くらいから、本が加わりました。セルバンテスとシェイクスピアの命日(後者は誕生日もだという)であることから、本屋が考えたアイディアなのだそうです。どこかの国もそういうアイディア、好きなようですね。
 
ユネスコも4月23日を「世界図書・著作権デー」(世界本と著作権の日)と決めました。1996年から実施されているそうですが、私は知りませんでした。知的財産権に関して意識の低いケースが目につきますから、気をつけたいものです。
 
SNSにおいても、文もですが、とくに画像は気軽に著作権や肖像権が無視されます。私は極力自分で撮影した写真で、プライバシーに考慮しているつもりです。あるいは、著作権フリーをうたっている画像を使わせて戴きます。引用は引用・リンクとして示すに留めますし、記事内容も個人のプライバシーを常々意識はしています。それでも、自分でルーズなところがあることは分かっていますし、自分で気づかない違犯があるのではないかとも恐れ、事あるごとに関係の法や注意を探して学ぶうにしています。
 
皆さんは如何でしょうか。
 
本といえば、私はもう本に埋もれて死にそうな生活をしていますけれども、幾たびもそのことで家族に叱られ、諍いを起こしつつ、ちびちびと棄てるようなこともしていますが、意志が弱いので、本当にちびちびとでしかなく、事態の改善には寄与していないと言えます。学生時代は、木造のアパートの床を本棚で押し下げてしまいました。さすがにマンションだと、同じスチール本棚でも床はびくともしません。いや、だからと言ってそれでよいというわけではありませんが……。
 
小学生の頃、本は読むには読んでいましたが、実は本は好きではありませんでした。ページを読み進むのにやたら時間がかかるし、一冊の本を読まなくてはならない時にも、ああまだこんなに残っている、と嘆いていたものでした。中学三年生の頃、好きな科学の本を読むのが楽しくなりました。それから、大学入試のため浪人しているとき、理系から文系に転じたため、「受験の国語・学燈」(ご存じかしら)の読書リストに従って、がんがん読んでから、本に対する姿勢や趣味観が変わりました。
 
語学のできない私ですから、基本的に日本語ばかりです。しかし、翻訳書で疑問に思ったら、原文をあたる程度の知識はあるので、要点だけは確認できます。この姿勢が、聖書に対しても役立っているのは感謝なことです。聖書も、以前は重いものを持ち歩くのが厄介でしたが、それもだんだん小さく薄くなってきた技術はうれしいし、いまはkindleの中に何でも収まる、あるいはウェブサイトで瞬時に解決できるという時代、これがもし私の大学時代であれば、絶対もっとまともな研究ができていたのに、とテクノロジーのせいにしている昨今です。
 
歯ごたえのある本や利用価値のある本は黄色いマーカーを引きまくっていますので、売る価値はありませんが、後でふとめくり直したときには便利です。また、読むときにも、マーカーを引くために二度読みしますから、多少は理解度が違います。そんな本でよければ、どなたかに引き取って戴きたい、とくらいに考えてはいるのですが、まあどなたも迷惑には違いないことで……。



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