エアコン購入で教えられたこと

2025年5月4日

大学受験の勉強がやっていられない。しかし、彼の部屋にはエアコンが付けられない構造になっていた。和室に取り付け、そこで勉強をするようにした。彼は暑い夏、寝るのもそこにした。
 
妻と私は、エアコンのない部屋で寝ていた。リビングのエアコンがもう寿命がきつつあったので、そちらを優先したのだ。しかし、昨年の夏、本当に夜が寝苦しかった。冷やし枕を購入したが、それでも涼気分にはなれなかった。
 
先日も紹介したとおり、いろいろな物が壊れ、順に買い換えてきていたので、資金が問題だったが、兄たちは独立もしたし、なんとか揃えることができた。いろいろ他の理由や背景があることについては割愛するが、このタイミングで購入しよう、と妻が動き始めた。
 
というのは、イオンモール福岡のエディオンが改装オープンするため、4月末から大きく売り出しを始めたからだ。いろいろ特典もあるらしい。行ってみると、たいへん賑わっていた。しかし、その日は実物を見ながら、価格などの点で候補を絞るに留めておいた。
 
帰宅して、妻は「口コミ」を調べた。最初はなんでもいい、と言っていたが、その中国のメーカーの評判は散々だったらしい。安いけどあれはやめとく、ということになった。翌日、再びエディオンを訪ねた。
 
宮崎から応援に来たという係員が、とても親切だった。途中、スマホの特別サービスがあるとかで来た別の若い係員は、何を言いたいのか分からず、何の意味があったのかと不思議だった。説明も下手だったが、客の心に関わろうという態度が全くなかったのが、宮崎からの店員との大きな違いだった。そして最安値ではないクラスのを購入することに決めた。質問にいろいろ答えてくれた中で、そちらにしようと決めたのだ。
 
ところで、妻がエディオンに惹かれたのには大きな訳があった。それは配達の点だった。
 
実は同じメーカーのエアコンを、和室に購入していた。だからモノの良さは分かっている。それは、ヤマダ電機で購入した。だがヤマダ電機は、配達の融通が利かなかった。配達日だけは指定されるが、配達時刻は前日にならないと教えられないという。しかも、こちらの都合の好い時刻に沿ってはくれず、配達側の都合で決めるらしい。これで、前夜までどうなるか分からず、こちらの動きが決められなかった。どちらも仕事で出払う時刻というものがあるので、そこに当たらないことを願うばかりだった。そして、工事日も、かなり待たねばならなかった。
 
エディオンは、その配達について、翌々日でいけるというし、こちらの指定した時刻を業者に問い合わせて、その場でオーケーとなった。実に鮮やかに、設置が即座に決まった。在宅時間が限られている者にとって、このサービスは実に好印象であった。
 
私たちも、配管や室外機の設置に問題があると考え、現場の写真をスマホで担当者に見せることにより、すいすいと話が進んだので、客として、いまはこうした写真を利用したらよいと思う。結果、二台並ぶことにな室外機の不安は、当日移動してオプション料金が掛かるようなこともなく、思った以上にスムーズに隙間にばっちりと置かれ、万事めでたしとなった。
 
商品の価格で勝負、という電器店は多いと思う。確かに価格の点で、安く買えるのはありがたい。特にこの物価高の時期はなおさらだ。だが、気持ちよく手続きをしてくれ、そして何よりこの設置工事について客の都合を最優先するという姿勢は、私が見るに最大のポイントであるとも言える。店側の都合で事を運ぶのではなく、客の要望をなんとか叶えようとする、この印象を非常に大きい。
 
学習塾でもそうだろう。教える側が、いくら巧く教えよい教材やシステムがあろうとも、それを強圧的に押しつけるばかりであれば、生徒も保護者も満足しないだろう。私はできる限り、生徒が何か言うときには、聞き上手になろうと努める。先日も、やんちゃと噂の男の子たちのクラスに、臨時で初めて入ったが、授業が終わる頃には、すっかり友達になった。帰り際にも、いろいろ自分のことをあれこれと話して帰る子もいた。
 
もちろん、失敗例もあるのだが、今回は、少しばかり快い風を吹かせておこうと思う。お読みくださる方にとっても、何かよいことがありますように、と願いつつ。



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