ひこばえ
2025年3月25日

Eテレの小さなアニメ「オチビサン」は、独特の世界を描く。ほかの物語では得られないものを、そこから受けるのだ。
そのキャラクターや雰囲気については、殊更に説明する暇を省くことにする。ご存じない方には、ほのぼのとした、そして異空間に連れて行ってくれる、そんなところでご辛抱戴きたい。
先日も、こういった会話があった。「ナゼニ」が「オチビサン」に言う。目の前に、木の切り株から小さな枝が芽生えているものが見える。
これは「ひこばえ」だね。「ひこ」は「まご」ってこと。弱って倒れたり、切られたりした木でも、根っこが生きていれば、こうして新しく芽が出るんだ。眠ったように見えても、実は起きているのさ。
「オチビサン」が返す。
――じゃあ、この木、生き返るんだね。
「ひこばえ」とくれば、キリスト者はきっと思う。ヨハネの黙示録に、二度登場する言葉である。v
すると、長老の一人が私に言った。「泣くな。見よ、ユダ族の獅子、ダビデのひこばえが勝利を得たので、七つの封印を解き、この巻物を開くことができる。」(黙示録5:5)
私イエスが天使を送り、諸教会についてこれらのことをあなたがたに証しした。私は、ダビデのひこばえ、その子孫、輝く明けの明星である。(黙示録22:16)
どちらも、イエス、しかも世の終末の審きの場面での、イエス・キリストの姿を指している。
オチビサンの言葉は、優れた預言となる。「この木、生き返るんだね。」