文房具の魅力

2019年9月11日

文房具には、得体の知れない魅力があります。学生のころ、限られた予算の中から、毎月文房具の雑誌を買って、新しい文房具の情報や、既製品の比較などに励んでいました。ちょっとした視点の違いで作業効率が格段に上がる、魔法のような体験もするし、どうしてこの製品がと思えるほど、書き味の違いを味わうこともできました。
 
そうした文房具開発の現場をも描いたドラマ「恋ノチカラ」、面白かったなぁ。深津絵里の魅力たっぷりだったし、小田和正のテーマソングもキラキラしてた。
 
残念ながら雑誌は廃刊となり、ちょっとロスを悲しんでいましたが、その後「ブンツウ(Bun2)」なるフリーペーパーを見かけるようになり、見かければ持ち帰るようになりました。雑誌ほどのボリュームはありませんが、ちょっとした動向を知ることができます。配布書店は天神や博多に多いのですが、私はイオンモール福岡のフタバ図書が便利です(因みにBun2のウェブサイトでは、フタバ図書のある施設がいまだに、2007年までの名前である「ダイヤモンドシティルクル」となっていて笑えます)。
 
もはや雑誌を買うほどの財力も気力もない中で、こんなフリーペーパーでささやかな趣味を喜んでいる次第です。これのウェブバージョンともいえる「文具のとびら」もこれからちょくちょく訪ねてみようかしら。
 
また、文房具自体も、使わないと分かっていながらも、ついつい買い求めてしまうあたり、まだまだ甘いなあと自己評価せざるをえません。もちろん使うものに偏りはありますが、並の人以上に、様々な文房具を持っていたり知っていたりするのは、ひとつには、街に行けば必ず文房具売場を外さないという習性に基づくものかもしれません。



沈黙の声にもどります       トップページにもどります