傘の持ち方
2019年6月11日
梅雨に入る時季となりました。30年前に、6月11日が「傘の日」に制定されたそうです。実際梅雨に入ることが多い日でしょうが、天文学的に「入梅」として定めたのがこの日であるそうな。
先週の「あさイチ」で、傘の扱い方が特集されていて、ぼんやりテレビをつけていたのですが、雫を落とす効果的な方法や、手入れの方法など、役に立つ情報がけっこう紹介されていました。
そのコーナーの最後でしたが、傘の持ち方についての警告がなされていました。担当者もそのような持ち方を知らず識らずしていると漏らしていましたが、他人にとって凶器となることに、こうした人でも無頓着になるのだと悲しくなりました。
haniho_kumさんというデザイナーのイラストが、テレビで紹介されました。傘の持ち方の危険性を、ちょっと可愛いイラストで並べたものです。なるほど、このように表現すれば、さすがに気づくようになる人も多くなるかもしれないと思いました。アピールするためのヒントにもなります。
本当に怖いです。無邪気に傘を横に持つ人は少なくありません。当人は何にも気にしていないところがまた怖いのです。
イラストの作者は多方面でこうしたものを手がけています。電車のマナーの悪さは、毎日使う私が閉口し続けているところですが、私自身も気づかない点があるかもしれません。
このイラストの作者のtwitterはここです。
自分では気づかない間に人を傷つけてしまうこと。これは、傘の持ち方だけに限りません。私たちはつねに「自分は正しい」と「信じて」いるものですが、さて、何を「信じる」とよいのか、そこが、真剣に問われなければならなかったわけです。そのことに、気づかないとまた、問い直すこともできないわけですが……。
傘、どちらに向けて持ってます? | NHKニュース