今日のチャペルはヤバい
2019年3月16日
今日のチャペルはヤバい (柳本和良・日本基督教団塚口教会副牧師)
季刊誌『Ministry』に好評連載の「説教道場」。平野克己先生が、応募された説教を批評し、アドバイスします。毎号これが楽しみです。説教というものにこれほど細かく注釈を見ることは稀だからです。説教塾というところは、このような検討が普通に行われているのでしょうね。
2月発売の第40号は、発刊10周年ということで記念号をうたい、過去を振り返る構成となっていましたが、この「説教道場」はノーマルに、また新たな説教を紹介するものでした。
教会ではない、ミッションとはいえ一般の高校、いわば聖書についてさほど知らず信仰心があるとも言えないような若者千人を前に語る説教です。私も経験がありますが、これは教会で話すのとは当然構え方が違います。その雰囲気も知るだけに、今回の「説教道場」は、前口上だけでドキドキしました。
そして、内容に、しびれました。
若い心に届く可能性のある、新たな「福音」であると思います。もちろん、いろいろな評価があろうかと思います。しかし、私は断固確信して揺らぎません。これは「福音」である、と。私も、こんなメッセージを語りたいと強く思いました。下段にある平野先生の評も、適切で好感がもてました。若者に媚びず、高みから語らず、それでいて聖書のエッセンスを十分含みつつ、ひとを生かすことのできる言葉、まさにそこに神の命がはたらく出来事が始まっている場だと、涙を流して読みました。
ここで内容は紹介しません。ぜひ本誌に触れてください。それだけです。