たかぱん

  見て見てこれ

びっくり聖書解釈

「みてみて、これ、オモチャだよ」
 2歳の子が、私に得意そうに見せます。
 ところが、そのオモチャは、私が今日買ってきたもの。私に見せる必要などありませんし、そもそも私に威張って見せるというのは、およそ筋違いです。
 でも、彼にしてみれば、このオモチャがボクは大好きだよ、と示しているのです。親として私は、それをニコニコと、「よかったね」と見つめます。
 その私の笑顔を確認して、息子はそのオモチャがほんとうによいもの、受け容れられたものとして喜ぶようになります。
 私もまた、喜んでくれたことをうれしく思います。
 よく、親と子のひとコマの中に、神と人との関係を味わうことがあります。もちろん、私が神になったなどと言っているのではありません。私もまた、2歳の息子のように、神さまから一方的に戴いた恵みを受けて、得意になることがあります。せめて、その喜びを、神さまに向けるならば、神さまも目を細めてくださるのかしら、などと思うのです。



主はお前のゆえに喜び楽しみ
愛によってお前を新たにし
お前のゆえに喜びの歌をもって楽しまれる。
(ゼファニヤ書3:17/新共同訳-日本聖書協会)

Takapan
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