たかぱん

 少し漕ぎ出す

びっくり聖書解釈

 押し寄せた群衆に対して、イエスは、ガリラヤ湖に浮かんで話をすることを考えました。そこで、漁師が使っていた舟を借りることにしました。
 こうして、シモン、つまり後のペトロがイエスの前にひれ伏すことになります。
 このとき、イエスを乗せた舟は、「少し」こぎ出したとあります。
 小さな言葉ですが、この「少し」に、癒される思いがします。
 何か一歩を踏み出さなければならない、と思うときがあります。さあしなければ、と思ってみても、思い切って強く踏み出せないときがあります。
 でも、ここにあるように「少し」でよいのです。今できないことを、今のこの陸から、ほんの少し漕ぎ出すことによって、新しい景色が見えてきます。
 しかも、そこにはイエスが同船しているのですから。
 あなたも、「少し」漕ぎ出してみませんか。



そこでイエスは、そのうちの一そうであるシモンの持ち舟に乗り、岸から少し漕ぎ出すようにお頼みになった。
(ルカによる福音書5:3)

Takapan
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