たかぱん

 村の鍛冶屋

びっくり聖書解釈

「村の鍛冶屋」(作者不詳)には、原作詩があります。


暫時(しばし)もやまずに 槌うつ響(ひびき)
飛び散る火の花 はしる湯玉
鞴(ふいご)の風さえ 息をも継がず、
仕事に精出す 村の鍛冶屋


あるじは名高き いっこく老爺(おやじ)、
早起き早寝の 病知らず。
鉄より堅しと ほこれる腕に
勝りて堅きは 彼がこころ。


刀は打たねど 大鎌 小鎌、
馬鍬(まぐわ)に作鍬(さくぐわ) 鋤(すき)よ鉈(なた)よ、
平和の打ち物 休まず打ちて、
日毎に戦う、懶惰(らんだ)の敵と。


稼ぐに追いつく 貧乏なくて、
名物鍛冶屋は 日々に繁昌(はんじょう)。
辺りに類なき 仕事の誉れ、
槌うつ響きに まして高し。

(大正一 尋常小学唱歌第四学年用)



主は国々の争いを裁き、多くの民を戒められる。
彼らは剣を打ち直して鋤とし
槍を打ち直して鎌とする。
国は国に向かって剣を上げず
もはや戦うことを学ばない。
(イザヤ書2:4/新共同訳-日本聖書協会)

Takapan
びっくり聖書解釈にもどります たかぱんワイドのトップページにもどります