たかぱん

  信じたらいいことありますか

びっくり聖書解釈

「キリストを信じたら、災いに遭わないんですか」
「信じたら、いいこと、ありますか」
 そう訊かれると、どう答えてよいか分からなくなります。たしかに「神の守り」などといって、災いから守られることもあるだろうし、難を逃れることも実際あるはずです。でも、事故に遭ったり、被害者になったりすることもあります。また、信じたばかりに損をするということもあります。
 神が休みとされた日曜日にはレースをしません、と言ったオリンピック・ランナーのエリック・リデルは、映画『炎のランナー』に描かれた実在の人物です。日曜日に行われるレースを断ったため、ひどい悪口を言われました。そこで別の日の、本来より長い距離のレースに出て、金メダルを得ました。
 これは一つのひな型です。「この世の悪」から救われることは、ないかもしれない。けれども、「悪の満ちた世の中」からは救われる。神さまは、信じる人には、いつか金メダルをくださることを約束しているのです。  



キリストは、わたしたちの神であり父である方の御心にしたがい、
この悪の世からわたしたちを救い出そうとして、
御自身をわたしたちの罪のために献げてくださったのです。
(ガラテヤの信徒への手紙1:4/新共同訳-日本聖書協会)

Takapan
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